ふと思い出す心に刺さる言葉
5月に転院し、すでに採卵を無事に終え、移植周期に入りました。
治療内容や医療費等は後々ブログに書こうと思います。
わたし子供の頃から日記とか宿題が出来ないダメ人間で(^_^;)
ブログを毎日更新してる方とか、マメで偉いなーと尊敬します−。
タイトルの心に刺さる言葉というのは、感動した言葉ではなく
トゲのように突き刺さり、今でも思い出すと苦しくなる言葉です。
1つは、昔、応援していたスポーツ選手がいて、ネットのファンサイトを通じて知り合った仲間とオフ会などをするほどになり、10年くらいたったころ、その選手が不慮の事故で亡くなってしまいました。
私はもちろん悲しみに暮れたのですが、
「ご家族もおつらいでしょうね・・・。」と私が言うと別のファン仲間(子持ち主婦)にこう言われました。
「子供産んだことのない人に子供を失う悲しみは分からないでしょ?」
確かにそうです。言われなくても分かってます。
でもそれ、言う必要あります??もうショックすぎて前後の記憶も無いけど
それ以来その方とは連絡を取ってないです。
10年くらい仲良く応援してたけど、もう消息も知りません。
もうひとつは、とある近所の鍼灸院での出来事です。
不妊治療をしつつ自分でも出来ることはないかなと調べて、鍼が良いのでは、と。
先生には「不妊治療中ですのでホルモンバランスを整えたいです」と伝え
ことあるごとに「もうじき採卵なんです」「移植近いんです」などと報告しながら1年ほど通っていました。
バイトとの兼ね合いもあり、いつも水曜日の同じ時間に毎週通っていました。
あるとき医院から電話があり、予約の日を変更して欲しいと言われた。
理由を聞くと、新しい患者さんが火曜日に予約していたのだけど、子供のお迎えとか親に預ける関係で私の曜日、時間でないとダメになってしまったとのこと。
私もバイトとはいえ仕事の都合があるし、既に先に予約していたし、難しいと伝えると
「そのお客さんはお子さんがいるし、まだ小さいので優先です。代わってください」と。
言ってることは理解できますよ。もし私に小さい子供がいたなら、さぞ困るでしょうし子供がいなくて身軽な方が動けば良いのかもしれない。
でも1年間も不妊治療の相談をしながら子供が欲しいと話し、治療していたんだから、予約変更は私に関係ない医院の都合なんだから他の言い方はなかったんだろうか?
私はもう一度「どうしても私が動かなければダメですか?」と聞くと
「はい。そうしてください」と。きっぱり。
「分かりました。じゃあもう良いです。」と電話を切り、そこで縁は切れました。
他にも親戚の集まりがあれば「子供はまだ?」「早く産みなよ」など普通に言われるし、苦笑いしながら「そうだねー」と答えながら泣きそうになる。
あと身近な家族で言えば実家の母。
母には不妊治療している事は伝えてある。
体外受精で妊娠して心拍の確認まで出来たとき
「流産の可能性もあるから他の家族には内緒にして欲しいんだけど妊娠したよ」
と母親に報告すると、いきなり電話口で「〇〇ちゃんがオメデタだってー!!」
と大声で他の家族に言ってしまった。。。
「ちょっと!!お母さん言わないでって言ってるのに!!」
「おめでたいから良いじゃん♪♪良いじゃん♪♪」ぜんぜん気にしていない。。。
そして悪い予感は的中し、2度目の稽留流産となった。
私は泣きながら母に電話した。「もう簡単にオメデタとか人に言わないで!!!」
安定期まで内緒にした方が良いのかと悩んだけど、不妊治療の愚痴とか他人には気楽に話せないし、せめて母親には赤ちゃんが欲しくて努力してるよ、苦労してるけど頑張ってるよと、伝えたくて経過報告はしていた。それがあだとなった。。。
私も言い過ぎたけど母も今後は気をつけると反省してくれた。
それと、バイト先での出来事。
家族経営の小さな商店でPCを使い事務処理や店番をしていた。
明るい女将さんとおもしろい社長夫婦のにぎやがで楽しい職場で気に入っていた。
不妊治療は不定期に頻繁に通院するし、薬の影響で体調が悪いこともしばしば。
そんなこともあり、女将さんにだけは事情を説明し、遅刻などを許してもらっていた。
社長夫妻には二人の娘さんがいて、1人は結婚して家を出て独立している。
あるとき娘さんが妊娠したとのことで報告がてら帰省してきた。
その娘さんは過去に過度なダイエットを繰り返したせいでホルモンバランスが崩れ、生理が止まったりしていた影響で結婚してすぐは子供が出来なかった。
少しの期間だけどタイミングや人工授精などをしたらしく、妊娠は本当に嬉しかったようで凄く喜んでいたし、私も「良かったね!!」とお祝いした。
すると彼女は私の状況など知るよしもないので「私不妊治療して苦労したんですー」
と言ってきた。心の狭い私は顔で笑いながら心でイライラしていた。
「そのくらいで苦労とか言ってへらへらするなー」とか思いながら笑ってた。
悩みも苦しみも本人にしか分からないから、じっさい彼女自身は悩み苦しんだと思う
。でも私は自分のことでいっぱいいっぱいになり、イライラしていた。
それからというもの、頻繁に店に顔を出すようになった娘さんは、どんどんお腹が大きくなっていった。
そしてついに赤ちゃんが生まれて、しばらく実家に住むと言って戻ってきた。
バイトに行くと赤ちゃんの声と、幸せそうな家族の笑い声。
女将さんも初孫の誕生にすっかりデレデレに・・(当然ですけどね!)
赤ちゃんの声が響き、赤ちゃんの話題で盛り上がる雰囲気の中
いらつく心を落ち着かせながら仕事をしていると、女将さんは私にいちいち
「赤ちゃんお風呂に入れてくるね」「赤ちゃんにミルクあげてくるね」と報告し、
「あ、なんかゴメンね!」と言ってくるようになった。
もう私は耐えきれず、ついに女将さんに言った。
この状況で仕事するのは苦しい。このストレスが治療に悪影響になってしまいそうでコワイ。。。。と。
正直に気持ちを伝えた。
娘が自分の家に帰ってくるのは当然のことなので、娘さんには全く罪はない。
女将さんも「ほんとゴメンね。治療うまくいくといいね」と言って
バイトをやめることを了承してくれた。
そして、しばらくバイトしないで治療に専念したいと旦那にに伝えた。
こうして文字にずらーっと書いてみると、わたし本当に噐が小さい!!!
(´ω`)(´ω`)(´ω`)(´ω`)(´ω`)
もし私がもっと若くて不妊治療とかして無ければ気にならない些細な言葉・・。
38才からの5年間。治療も思うように進まず小さな事にイライラしたり、他人の何気ない言葉に傷付いたり。
いつの日か、この負のループから抜け出すことが出来るのか。
愚痴だけたっぷり書いてしまいました。ヽ(;▽;)ノ